禁断の惑星あれ〜?、なんでガソリン抜いてるの〜? ・・・・・・・・。 あれ〜?、どーしたのー? ・・・・・・・・。 あれ〜?
うるへー! ガソリン満タンなんぞ100年早いんじゃ、 このボゲがぁっ! 状況を整理しよう。 始動性:問題なし、大変かかりやすい。 アイドリング:問題なし、異音もなし。 ==エンジンが温まり切る前== 1速で発進:問題なし、普通に出られる。 2、3速で徐行、中速走行: 苦しそうにぶあーん、ぶあーんと脈動する。 クラッチを切れば収まる。吹け上がりも良好、6000rpm以上は 殊に元気がいい。 ==エンジンが温まった状態== 3速、4速で中速巡航から加速: 回転にムラがある。咳き込むような感じ。 5000rpm以下では加速は極めて鈍い(ほとんど不可能。) が、6000rpm以上になると飛びぬけて元気が出る。(やや荒々しい。) ==このまま走り続けた場合== 徐々に力がなくなりゴボゴボした音になる。 4速から3速、3速から2速と次第にローギアでないと 走り続けるのが困難になる。 最終的に1速での発進すらできずエンストしてしまう。 この状態でもエンジン始動とアイドリングは可能。 アイドリングは特に異常はないように見える。 エンジンの熱気が尋常で無い(ような気がする)。 プラグコードがグツグツ炒まっているような感じ。 キャブから泡ブクが上がっている。ガソリンが沸騰している! 冷えると再び走行可能になる。 購入時(メーカー出荷時とは違うかも)の状態から変更した点 1.エアクリをデイトナの汎用品(乾式)に交換 2.キャブのパーツをKEYSTERリペアキットに交換 (キットに含まれるものすべて) 3.ニードルクリップの段数を3段目(中央)に変更 変更前は2段目。 その他気になる点 ・メインジェットはパーツリストでは #92 となっているが実際には #66?がついていた。KEYSTERリペアキットの方も #66?だったので それを使用したが予備として購入したキャブには #94 がついていた。 実際のところ何番がいいのかよく分からない。60番台と90番台では 差がありすぎるような。 ※メインジェットの番手について 最初は #99 と思っていたが予備のキャブの #94 より口径が小さ かったので #66 らしい。 ・リペアキットのバルブシートを使用するとフロートレベルが21mmになっていた。 角タンク用のサービスマニュアルでは21mmになっていたので修正はせず。 でも確か交換前は20mmだった。と、思っていたが測り直すと19mm強しかない。 予備のキャブも19mm。「イラストゥ〜ン」の勝またさんも19mmだったと言ってるし、 丸タンクは19mmが正解か? 最後に反省 うーん、混合ガソリンにするのを忘れたのはうかつだった。モクモク煙が出てたし、 師匠のとこで始動したときも確かに左右とも白煙が出てた。 めったなことは無いと思うけど。不動車を再生するならやはりシリンダーくらいは 開けておかないといけないな。 ピストン&シリンダー とうとう禁断の領域に足を踏み入れる。こんなところをバラして組んで、ちゃんと 元通り走れるようになるのかしら。めちゃ不安。 例によってRD50のエンジンで予行演習をしてから本番に臨む。 RD50ではピストンをシリンダーに収めるのに大変てこずった。 本番は2気筒だ。できることなら免れたい。これはススを取った後。 大して付いてなかった。 CRCと真鍮ブラシで簡単に取れた。 ススを取ると手書きで「右」と彫られてた。 でもサービスマニュアルに書いてある刻印 はどこにもなかったど。
どこがどう悪いとかってのは僕には 分からないが、軽く縦筋があるので どこかで見た情報どおりに600番の ペーパーで水平方向に軽く磨く。
ややっ、コンロッドの奥に異物が見える。黒いゴム のような物体だ。なぜこんな場所に混入したのか。 エンジンにダメージは?、これが不調の原因?、 と思ったがパーツリストで調べるとどうもクランク カバーシールの余分な部分がはみ出してるらしい。 ここは回転しないところなので悪さはしてないようだ。 でもちぎれて飛んでいきそうなのできれいに掃除する。
異物は左側にも。 こっちは引っ張ってもちぎれなかったので除去は断念。
吸気側、排気側とも目立っ た傷は無いがやっぱり軽く 縦筋が入っている。 これも軽くペーパーを あてるがさほど変化なし。 ピストンリングの輝きが 際立つ。
シリンダーには錆跡のようなムラが見える。 左右とも大差はなし。 ペーパーをあててみたが既に処置済みといった 感じで表面が極めて滑らかになっている。 もちろん縦には磨いてないよ。 クロスハッチ、クロスハッチ。
写真では縦筋ばかり目立つがちゃんとクロスハッチが 付けてあるよ。 同じ角度で真似て磨く。 全体的に問題になるような傷や錆は無いように思う。 ピストンリングは新品だろうか。 とにかくこのエンジンはどこを開けても固着が無い。 僕が購入する前に明らかに誰かが手を入れている。 放置期間はあんがい短いかもしれない。
ピストンをシリンダーに収めるのは思いのほかスムーズにいった。2気筒足しても RD50の1気筒分より早かったのではないかな。しかし気を抜いてバンジョボルトを ねじ切ってしまったのが悔やまれる。 クラッチ ややっ、クラッチが無い。どうしたの?えーと、クラッチの貼り付き癖が直らないので また右クランクケースカバーを開けてみました。 この前は貼り付きを剥しただけでふたをして しまったので今回はバラして計測を行い交換の 要否を判断しまっす! ミニトレでもタコメータを付けたとき以外は 開けてないし、ここもなるべく触りたくない ところ。
1枚ずつはずしていく。はずした順番に重ねる。 あれ?、クラッチプレートの出べその方向が「てきとー」になってる。 サービスマニュアルではバラけなさいとなってるのに。全部はずして計測。 フリクションプレートの厚み。 3.2mmと3.3mmの中間くらい。5枚とも差はなし。 標準は3.0mm(あくまで角タンク S/M の値) スプリングの長さ。 30.8mmから31.0mmってとこか。5個とも大差なし。 使用限度は30.0mmだからOKね。(同上)
クラッチプレートの歪。 たぶんなし。全部重ねてぴったり合うから。 プッシュロッド曲がり。 定盤なんかないんでクランクケースカバーの合わせ面で少しころころしてみる。 たぶん大丈夫。 全然いいじゃん。 ハウジングの段付が目に鮮やかだ。クラッチの作動性の悪さは案外こういうのの 影響が大きいかもしれない。完全に取ると削りすぎのような気がするので 手で触って滑らか感がするまでペーパーをあてる。 じゃあ戻そう。 あれ?、順番が違う。 はずした逆順に戻していくとフリクションプレートが1番だ。 パーツリストではまずクラッチプレートからなのに。 5枚ずつだからどっちでもいいのかもしれないが、気持ちが悪いのでパーツリスト どおりにする。クラッチプレートはサービスマニュアルにしたがって出べその位置を バラけさせる。サービスマニュアルは角タンク用なのでクラッチプレートは4枚で 4方向だが、丸タンクは5枚で5方向。なのでハウジングの形状も異なっている。 あれ?、フリクションプレートが割れている。 今日はどうにもならないよ。とりあえず1番外側にはめてふたをする。 カバーの塗装が剥げたとか傷が付いたとかはこの際気にしてられない。 またもう1度開けなければ。あーあ、がっくりだ。 キャブレター 薄い。クリップの段数を下げるか。 最初は真ん中よりひとつ上だった。 それを現在は真ん中にしている。もう1段下げるか? オーバーフローしてたのが気になるのでバルブシートのガスケットを KEYSTER の リペアキットに付いていたアルミ製のものから元の茶色いのに戻そうとしていて 純正のバルブシートと KEYSTER とではフロートレベルが全然違うことに気が付いた。 上にも書いたが KEYSTER を使うと角タンク用のサービスマニュアル通り21mmになる。 が、しかし、純正に戻すと19mm。予備のキャブも19だ。勝またさんのも最初は19mm だったそうだし、ここで僕は多数決で丸タンクのフロートレベルは19mmが正解と仮定 する。バルブシートを元にもどし次のチャレンジは19でいく。 何気なくメインジェットをのぞく。#99 と思っていたが予備のキャブの #94 と比べると ずいぶん細い。ひょっとして #66 なの? そこでヤマハの品番のルールらしきものに気が付いた。 どうもジェットに関しては最後の2桁を2倍にすると番手と一致するような法則が あるようだ。 367-14342-22 (#44) 396-14343-46 (#92) 396-14343-33 (#66か?) ここは迷わず #94 でしょう。焼き付くくらいならかぶった方がマシ。 予備のキャブからメインジェットを移植する。 さ、これで準備はOKよ。 次回は再挑戦になります。 (あ、その前に自賠責に入っとかな。) TopPage UpperPage